故郷へ帰ることを拒まれた東紀州出身の皆さまへ「ふるさとで家族写真@ステキ工房」無料撮影キャンペーンのお知らせ

新型コロナウイルスが猛威を振るう日々が続いており、なかなか平穏な日々を送ることはできていないと思いますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ステキ工房のある東紀州では、田舎ということもあり感染拡大が続いている都市部からの人の移動を抑制しようとの動きが高まっています。

それに伴い、東紀州出身の親元を離れて暮らす高校生や大学・専門学校生、都会で働く若者やその家族にも、疎開を制限し都会に留まらせるべきとの声が大きく、実際そのような政策がとられています。

故郷（ふるさと）を離れウイルスの渦巻く都市部で暮らす方々の心細さを思うと本当に申し訳なく思います。
自分が不安で大変な時に、まさか故郷に見捨てられるだなんて思ってもいなかったでしょう。

故郷とは、本来頑張っても頑張ってもどうしようもなくて落ち込んだ時や不安な時に、そっと手を差し伸べてくれるものだったはずです。
自分には帰れる田舎がある、そう思えるから、地方出身者は都会で夢にチャレンジできて勝負できていたのだと思います。

それなのに、こんな仕打ちをした故郷をどうか許してほしいです。
僕たち在住者は、出身者のみんなを必要としています。
同郷の仲間だと思っています。

少子高齢化の進む過疎の町ばかりの東紀州ですが、在住者の僕たちの一番のサポーターはいつだって出身者の皆さんでした。
勿論、密かにいつかUターンで郷里に帰ってきてくれることも待ち望んでいます。

僕は20年ほど東紀州を離れ大阪で暮らしましたが、今はできることならずっとこの地で暮らしたいと思っています。
海も山もあるここ東紀州は本当にいいところです。
僕の娘が、もしこの地を気に入り、この地で暮らしたいと思うなら、ここで暮らせるだけの地域を残したいと切に思っています。

本来、僕たちの地域は地域在住者だけでなく、出身者の皆さんも同じように守るべきでした。
地域の宝、一番の資源である出身の若者達に、今回の仕打ちで故郷を嫌いにならないで欲しい。
みんなの故郷である東紀州は「いつでもみんなを待っているよ」というメッセージを届けたいとの思いから、ステキ工房では東紀州5市町（紀北町、尾鷲市、熊野市、御浜町、紀宝町）出身者で、今回この新型コロナウイルスによる事態で帰りたいのに帰れなかった若者（10代、20代、30代）を対象に、「ふるさとで家族写真」キャンペーンを行います。
事態が収まった時には、東紀州に帰ってきて、ぜひご家族で写真を撮りにきてください。

キャンペーン内容

帰省できなかった方と地元東紀州に住まう方の両方を含むご家族で、以下の内容にて無料で写真撮影を行います。

• 新型コロナウイルスによる今回の危機が収束したと判断された時期から１年以内に紀北町のステキ工房スタジオにて撮影。
• 今回特別キャンペーンにつき、普段の家族写真のメニューとは異なりますのでご注意ください。
• 30分までを目処にご家族みんなでお好きなポーズで何枚でも撮影。
• 後日、撮影した全写真データを無料の大容量ファイル転送サービスを利用してお渡しします。ダウンロードリンクをご指定のメールアドレスに送るのでパソコンでお写真をダウンロードしてお楽しみください。
• お渡しは写真データのみとなります。プリントご入用の方は、通常料金の六つ切プリント（台紙付き）1枚6,000円（税込）で追加できます。
• 今回データアップロードのみのお渡しですが、普段通りのCD-R（またはDVD-R）でのお渡しご希望の方はプラス3,000円（税込）にて承ります。
• 撮影させていただいたお写真をステキ工房のSNSやWeb、フライヤー、雑誌掲載、展示など広告利用させていただける方に限らせていただきます。
• 対象は東紀州5市町（紀北町、尾鷲市、熊野市、御浜町、紀宝町）出身者で、今回この新型コロナウイルスによる事態で帰りたいのに帰れなかった若者（10代、20代、30代）と東紀州在住者を含む家族です。特に証明するものはいりません、口頭で説明してくだされば信用します。
• 先着受付50名さまとさせてください。事態が収束する時期が読めないので、ひとまず受付のみさせていただきます。事態が収束したと判断される時期からおよそ1年間で、撮影の予約を改めて入れていただくことになります。先にスケジュールが埋まっていた場合ご希望の日時にならない事があることをご了承ください。

当スタジオとしても、勿論現在仕事が減り、さらにこれから厳しい状況が見えています。
当スタジオ家族写真通常メニューですと、40分ほどの撮影で様々な写真を好きなだけ撮り、全写真データの入ったCD-R（またはDVD-R）と六つ切プリント1枚（台紙付き）で26,000円（税抜き）です。
僕も家族を養いこの地域で暮らし続けるためにこれからどうやってお金を稼いでいこうかと頭をひねる日々ですが、今回故郷に帰れなかったみなさんの気持ちを思うと、これくらいの覚悟を見せないと故郷はみんなを見捨てていないと言うことが伝わらないかなと思ってきばらさせていただきます。